2007年07月19日

超寡占的「世界最強レコード会社」は成立するのか?


水商売のレコード産業は、華やかに勃興しては消え、イコール、そのままで企業合併の教材にふさわしいような業界だ。

古くは、ブランズウィックやデッカといった大きな会社が消滅してしまった。

まだ記憶に新しいところでは、世界最大絶対安泰、と思われていたアメリカCBSコロムビアが、合弁会社だった日本のCBSソニーに吸収されてソニーレコードになってしまったのは衝撃的だった。
業界は違うが、その後セブンイレブンのサウスランド社がやはり日本の一のれん分けにすぎなかったイトーヨーカ堂にすっかり吸収されてしまった例も軒を貸して母屋を取られるのことわざや、戦国時代の下克上を思い出された方も多かったと思う。


昔のパターンでは、大資本メジャーレーベルは、正攻法のヒット作で競争しても、経営上はまったく異質の各々を尊重して乗っ取り戦争を仕掛けるようなことはなかった。

それが21世紀になってすっかり業界仁義が通用しなくなってきた。

CBS放送レコード社と、RCAビクターレコードは共に同格好敵手だった。
それが一昨年ソニーBMGとして一社にまとまってしまったのは、ソ連がアメリカと握手したのと同じぐらい衝撃だった。
ファンとしては、絶対にあり得ない話だと思いこまされてきたからだ。

これに等しい交渉としてハラハラしながら注目されているのが、アメリカのワーナーとイギリスEMIの交渉だ。

この話がまとまってしまうと、すでに出来あがっている旧デッカとポリドール系列のMCAと合わせて世界のレコード会社は事実上3社しかなくなってしまう。そうなると、せっかく個性豊かなディレクターがいても、会社の都合で事実上3つの個性しか音楽産業にはなくなってしまう。

ワーナー・ミュージック・グループは同社ウェブサイト上で声明を発表、EMIに対する買収を断念したことを伝える一方で、今後半年以内に、EMIに対する買収提案を行う権利は保持するとした。

一度決裂しておいて、半年以内にまた提案する権利、って、何だ??
そんな権利持つ資金があればカネも減る、双方従業員の神経も磨り減ることはしないで、まともにヒット作が出るようアーチスト交換契約でスーパーセッションをファンに送り出してやれば、双方立派に本業利益が拡大するのでは?

こう思うのは私だけだろうか・・・
posted by Jersey Bounce at 09:20| Comment(0) | TrackBack(1) | Jazz独白 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: ニューヨーク証券取引所|NYSE:WMG)はアメリカ合衆国|アメリカのレコード会社。ユニバーサルミュージック (米国)|ユニヴァーサル・ミュージック、ソニーBMG・ミュージックエンタテインメント|
Weblog: 世界の企業
Tracked: 2007-11-04 04:37
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