2007年09月04日

日本企業ソニー。大レーベルの歴史に残した汚点

超寡占的「世界最強レコード会社」は成立するのか?
http://jazzy-bounce.seesaa.net/article/48433705.html
この項でも少し触れたように、かつての常識では考えられないほど、世界のレコード会社地図が21世紀に大きく塗り替えられている。

大レーベルの歴史で、つねに敵対するライバルだった、RCAビクターと、CBSコロンビア。

その歴史ある2大レーベルが、戦後に日本で生まれたソニー(かつて、東京通信工業、略して東通工と呼ばれた)によって、一つの会社にまとまってしまったのだから世界中のレコードファンは目を見開いて何度も擦った。

これがレコード産業の歴史で、正夢だったのか、悪夢だったのか、最初の大きな汚点について話そう。

レコードがCDに取って代わって、その後にパソコンが登場。そこで自由にコピーが出来るようになってしまうとは、レコード産業界に想定外の災厄だった。

各社とも業界あげて不正の防止に乗り出すのは当然の帰結だ。
ところがソニーの経営傘下に入ったCBSとRCAレーベル(ソニーBMG)は、本来の不正防止の概念を逸脱した大変な間違いを経営決断してしまった。

不正防止のために、とパソコン再生用に特別にソニーBMG製CDに組み込まれたソフトウエアが、パソコン本体を乗っ取ってしまう働きをする「ルートキット」という方式を採用したのだ。

このソニーBMG製CDのうち、ジャズがどれぐらいあるか、ネット上で公表されているのは、
Horace Silver Quintet, Silver's Blue (Epic Legacy)
「シルバーズ・ブルー」ホレス・シルバー(エピック)

Gerry Mulligan, Jeru (Columbia Legacy)
「ジェルー」ジェリー・マリガン(CBS)

Dexter Gordon, Manhattan Symphonie (Columbia Legacy)
「マンハッタンシンフォニー」デクスター・ゴードン(CBS)

の文字が見える。

TreyFrontEnlarge_25.jpg

TreyBackEnlarge_25.jpg
これらの表示の有無で、パソコン乗っ取り「ルートキット」CDか否かの判断ができる。
心配なジャズファンは、まずこれで確認できる。

なお、再生機能しかない旧来のCDプレイヤーを使う限りは、乗っ取りの危険は生じないので安心だ。


パソコンに詳しい方は、こちらのホームページを参照

FAQ:ソニーBMG製「rootkit」CD問題のおさらい
http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20090811,00.htm

EEF:DeepLinks
http://www.eff.org/deeplinks/archives/004144.php
posted by Jersey Bounce at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz独白 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/53840672
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。